大腰(読み)オオゴシ

デジタル大辞泉 「大腰」の意味・読み・例文・類語

おお‐ごし〔おほ‐〕【大腰】

柔道相撲の技の一。相手のからだ全体を、自分の腰の上にのせるようにしてひねって投げる。
女房装束で、の上端、後ろ腰に当てる部分

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大腰」の意味・読み・例文・類語

おお‐ごしおほ‥【大腰】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 女房装束に用いる裳(も)の上端につけて腰にあてる、やや幅の広い部分。〔満佐須計装束抄(1184)〕
  3. 相撲の手。相手の身体を自分の腰の上に乗せて投げる腰投げ
    1. [初出の実例]「さて相撲の取る手には、〈略〉大腰(ゴシ)もとつめ」(出典仮名草子竹斎(1621‐23)上)
  4. 柔道の腰技の一つ。相手を前方に崩し、片方の腕で相手の腰をひきつけ、腰を浮かしながらひねって前に投げ倒す。
  5. 大きな腰。特に女性についていう。

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