川原十左衛門(読み)かわはら じゅうざえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川原十左衛門」の解説

川原十左衛門 かわはら-じゅうざえもん

1727-1798 江戸時代中期-後期陶工
享保(きょうほう)12年1月12日生まれ。大隅(おおすみ)(鹿児島県)竜門司窯の山元碗右衛門,竪野(たての)窯の河野仙右衛門にまなぶ。寛政5年藩命で竪野窯星山仲兵衛とともに京都,尾張(おわり)など各地の窯を見学。翌年竜門司窯にもどり,鮫肌(さめはだ)焼を考案した。のち錦手(にしきで)をつくった。寛政10年11月17日死去。72歳。名は種甫。号は芳工。通称は別に弥八郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例