廷議(読み)ていぎ

精選版 日本国語大辞典 「廷議」の意味・読み・例文・類語

てい‐ぎ【廷議・庭議】

  1. 〘 名詞 〙 朝廷で論議すること。また、その評議。朝議廟議。〔塵芥(1510‐50頃)〕
    1. [初出の実例]「松平春嶽伊達伊予守にも参朝して百般廷議(テイギ)を凝すと雖ども」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉八)
    2. [その他の文献]〔魏書‐孫恵蔚伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「廷議」の読み・字形・画数・意味

【廷議】ていぎ

朝議。朝廷で協議する。〔後漢書、桓栄伝論〕(張佚)議戚(せきゑん)(親戚援助)、自らに居るも、(ある)いは足らざるを以てなるか。

字通「廷」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android