法臈(読み)ほうろう

精選版 日本国語大辞典 「法臈」の意味・読み・例文・類語

ほう‐ろうホフラフ【法臈・法臘】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「臈」は中国歳末に祭る神の名。また、その神を祭ること。転じて、歳末の意 ) 仏語。法の上の年齢具足戒を受けて比丘比丘尼となったその後の年数仏教では一夏九旬の安居を終わった翌七月一六日をもって歳首とし、安居の回数によって法齢を算する。法歳。坐臈。夏臈(げろう)。戒臈。年臈。
    1. [初出の実例]「法臘いくつと云は僧になってから、夏をいくつ結たと云かずぞ」(出典:史記抄(1477)八)
    2. [その他の文献]〔法華文句‐六・上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android