田口 米舫(読み)タグチ ベイホウ

20世紀日本人名事典 「田口 米舫」の解説

田口 米舫
タグチ ベイホウ

明治〜昭和期の書家



生年
文久1年(1861年)

没年
昭和5(1930)年1月17日

出生地
下野国佐野(栃木県)

本名
田口 茂一郎

経歴
解剖学者・田口和美の子に生まれる。金石学仏典を学び、清(中国)で3年間書道を研究、特に楷書行書を得意とする。のち日本書道作振会審査員となり、平和博覧会の際はその審査長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田口 米舫」の解説

田口米舫 たぐち-べいほう

1861-1930 明治-昭和時代前期の書家。
文久元年生まれ。田口和美(かずよし)の子。金石学,仏典をまなび,清(しん)(中国)で3年間書道を研究。のち日本書道作振会審査員をつとめた。昭和5年1月17日死去。70歳。下野(しもつけ)(栃木県)出身本名は茂一郎。字(あざな)は子寿。別号に蘇山外史,姑蘇仏龕主人。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android