野村 茂久馬(読み)ノムラ モクマ

20世紀日本人名事典 「野村 茂久馬」の解説

野村 茂久馬
ノムラ モクマ

明治〜昭和期の実業家 高知鉄道社長;貴院議員(多額)。



生年
明治2年12月28日(1870年)

没年
昭和35(1960)年2月11日

出生地
高知県安芸郡奈半利村(現・奈半利町)

経歴
豪農の長男として生まれる。明治23年上京、各種専門学校に学ぶが、24年学業を断念して帰郷。30年内国通運高知取引店に就職、以来海洋運送に携わる他、バス路線鉄道事業など幅広く手を広げ、“土佐の交通王”と呼ばれた。昭和7〜22年貴院議員。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野村 茂久馬」の解説

野村茂久馬 のむら-もくま

1870*-1960 明治-昭和時代前期の実業家。
明治2年12月28日生まれ。30年ごろ郷里の高知県で交通運輸業をはじめ,陸海に事業拡大四国バス事業統合,高知鉄道,土佐商船などの設立に力をつくし,土佐の交通王とよばれた。桂浜の坂本竜馬銅像建立にも協力した。昭和7年貴族院議員。昭和35年2月11日死去。90歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例