AFTA(読み)アフタ(その他表記)ASEAN Free Trade Area

デジタル大辞泉 「AFTA」の意味・読み・例文・類語

アフタ【AFTA】[ASEAN Free Trade Area]

ASEAN Free Trade Areaアセアン自由貿易地域。1994年の第4回アセアン東南アジア諸国連合首脳会議で合意された域内自由貿易圏構想。農産品等を除く主要貿易品目の域内関税を0~5パーセントに引き下げることなどを内容とする。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「AFTA」の意味・わかりやすい解説

AFTA
あふた
ASEAN Free Trade Area

ASEAN(アセアン)自由貿易地域。1993年1月に発足。ASEAN(東南アジア諸国連合)域内の経済協力推進のため1992年1月の首脳会議で設置に合意。各国が相互に関税障壁を削減し、域内の貿易、投資を拡大させるのが目的である。具体化のため1993年1月からCEPT(共通有効特恵関税)制度を創設。工業製品、農産加工品、資本財の実効関税を5%以下に削減することを目標にしている。目標年次は2003年だったが、1998年12月のハノイ首脳会議で経済危機への対応としてAFTAの完全実施目標を2002年に前倒し、2000年(ベトナムは2003年、ラオスミャンマーは2005年)までに対象品目9割の関税を5~0%に引き下げることで合意、1999年9月のAFTA閣僚評議会で主要6か国は2015年に、後発加盟4か国は2018年を目標に関税ゼロとすることを決めた。

大井 誠]

 2003年1月、CEPT枠の関税を5%以下にするという目標から、関税撤廃へと、より進めることになった。主要国は2010年まで、残りの国は2015年までにすべての輸入関税の撤廃を目標とした。物品貿易、サービス貿易、投資分野の自由化が進んだことから、2015年12月、ASEAN経済共同体AEC)の創立を宣言した。

[編集部]

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