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CTP しーてぃーぴー

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

CTP

DTPデータを刷版印刷機に取り付ける版)として出力するシステム。製版フィルムが不要なのでコストが下がるだけでなく、さまざまな高精細印刷が可能となる。

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大辞林 第三版の解説

CTP

〖computer-to-plate〗 〔plate(プレート)は、版、刷版さつぱんの意〕
DTP で、印刷用のデジタル-データをフィルムに出力せず、刷版に直接焼き付ける方式。コンピューターから直接刷版をつくるため、フィルム-レスによる経費削減や、工程短縮による納期の短期化を可能にする。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

CTP
しーてぃーぴー

デジタル化された印刷データを直接、刷版(PS版:pre-sensitized plate、メーカーであらかじめ感光液を塗布した平版)にレーザーで描き込み、出力する装置または仕組み。Computer To Plateの略称。現在では、平版オフセット印刷の刷版をつくるまでの主流となっている。出力装置だけをさす場合、従来のフィルムを出力する装置はイメージセッターやフィルムセッターとよばれたが、CTPではプレートセッターやプレートレコーダーとよばれる場合もある。
 オフセット印刷において、従来のアナログ製版工程は、文字や図、写真をそれぞれ別工程で作成し、それを製版フィルム上にまとめ(集版)、その製版フィルムをPS版に焼いて(露光して)刷版をつくった。そして、その刷版を印刷機に取り付け印刷した。デジタル時代になると、コンピュータ上で印刷するデータができあがるが、そのデータを製版フィルムに出力することなく、CTPシステムにより、直接PS版に出力するようになった。日本では、1995年(平成7)ごろから始まり、工程数の削減や時間短縮を図れるため、現在のオフセット印刷では主流の工程になっている。
 出力システム(プレートレコーダー)は光で画像を描き込むタイプと熱で描き込むタイプに大別され、光で描き込むタイプ(銀塩タイプ、バイオレットレーザータイプ)は低出力ですむが、露光前の版(生版(なまはん))は自然光下では取り扱えない。熱で描き込むタイプ(サーマルタイプ)は生版でも自然光下で扱えるが高出力が必要となるなど、一長一短がある。日本やアメリカではサーマルタイプが主流であるが、ヨーロッパでは銀塩タイプが主流になっている。
 印刷画像をCTPシステムにより版に露光(露熱)したあとは、その版を現像しなくてはならず、それにはアルカリ性の薬品を使うことが多く、環境によいとはいえない。そのため、現像液の薬品の量を減らしたり、現像液自体をなくすCTPも登場してきている。まだ主流にはなっていないが、今後、露光した版を現像しないでそのまま印刷機に取り付けて印刷できる、現像レスのCTPが主流になっていくと思われる。[中村 幹]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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