FT NMR(読み)えふてぃーえぬえむあーる

世界大百科事典(旧版)内のFT NMRの言及

【核磁気共鳴】より

…この方法は,それまでの掃引(周波数または磁場を連続的に変化させる)の代りに,共鳴周波数の幅に相当する電磁波をすべて含むパルスを照射し,得られる時間領域スペクトルをフーリエ変換して周波数領域スペクトルを得るものである。パルス・フーリエ変換によるNMRいわゆるFT NMRの普及によって,C‐13核やその他の核たとえばN‐15,Si‐29などのNMRの測定も可能となった。FT NMRの導入は,緩和時間など時間に関係するパラメーターの取得を可能にした。…

※「FT NMR」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」