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FTNMR エフティーエヌエムアールFourier transform nuclear magnetic resonance

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

FTNMR
エフティーエヌエムアール
Fourier transform nuclear magnetic resonance

核磁気共鳴吸収スペクトルの測定方法の1種。フーリエ変換 NMRともいう。強いラジオ波磁場を静磁場に置かれた試料に,パルスとして短時間 (10~100マイクロ秒) 照射し,大きな横磁化成分をつくる。ここで生じた磁化の成分は,静磁場の中で歳差運動をしながら時間とともに減衰消滅する。この減衰を自由減衰 free induction decay; FIDと呼ぶ。この FID曲線をフーリエ変換すると NMRスペクトルが得られる。同様な原理を用いて,電子スピン共鳴吸収スペクトルも測定できる。測定に要する時間が短く,分解能も高い。また,磁気緩和時間の測定ができるなど,多くの長所がある。

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