HDCP(読み)エッチディーシーピー

デジタル大辞泉 「HDCP」の意味・読み・例文・類語

エッチ‐ディー‐シー‐ピー【HDCP】[high-bandwidth digital content protection]

High-bandwidth Digital Content Protection》デジタル対応のテレビAV機器など、デジタル家電で使われる著作権保護技術の一。HDMI規格インターフェースを経由するデジタル画像信号暗号化に用いられる。ブルーレイディスク相当の画質に対応するHDCP1.44K相当の高画質に対応するHDCP2.2がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「HDCP」の意味・わかりやすい解説

HDCP
えいちでぃーしーぴー

High-bandwidth Digital Content Protection Systemの略語デジタルコンテンツの著作権を保護するための技術の一つ。再生機器と表示機器間を暗号化することで、出力映像の不正コピーを防止する。

 パソコンからディスプレーへ伝送される信号がデジタル化されたことで、再生された高精細な映像データの完全デジタルコピーが可能となった。それに対して、著作権保護の観点からこの経路の暗号化が求められ、アメリカのインテル社などによって開発された技術である。公開鍵(こうかいかぎ)暗号方式を採用している。パソコンとディスプレーを接続する標準規格の一つであるDVI(Digital Visual Interface)に採用された。その後、HDTV(高精細度テレビ)とデジタルAV機器をつなぐ規格で、DVIをベースとするHDMI(High-Definition Multimedia Interface)にも採用された。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む