J3(読み)じぇいすりー

知恵蔵の解説

日本のプロサッカーリーグであるJリーグのJ1、J2の下に、2014年から新設される3部リーグ。1993年に発足したJリーグは、99年にJリーグ ディビジョン1(J1)とJリーグ ディビジョン2(J2)の2部制に移行した後も、全国にクラブ数を増やすことを奨励し、サッカーファミリーの拡大を目指してきた。一方で、近年、J2からアマチュアの最高峰リーグであるJFLに降格したチームが安定的に経営を継続するための条件整備が課題となっている。このような状況に対応するため、JリーグではJ2昇格を狙うクラブによる新たなリーグを設立することが必要として、J3の設立を2013年2月26日の理事会で決定した。
J3では加入全クラブをJリーグ準会員とし、その参加条件はスタジアムの入場可能人数5千人以上(J2は1万人以上)、プロ契約選手数3人以上(J2は5人以上)など、J1、J2に比べて緩和されている。
初年度の14年は、グルージャ盛岡、ブラウブリッツ秋田、福島ユナイテッドFC、FC町田ゼルビア、Y.S.C.C.横浜、SC相模原、AC長野パルセイロ、ツエーゲン金沢、藤枝MYFC、ガイナーレ鳥取、FC琉球にJリーグ・アンダー22選抜チームを加えた12チームにより、3月9日(日)から11月23日(日・祝)まで、3回戦総当たりリーグ戦(ホーム&アウェイ+ホーム or アウェイ)により全33節、計198試合が行われる。
このうち、Jリーグ・アンダー22選抜は、J1、J2に所属する22歳以下の選手で構成される特別参加枠で、日本サッカー界の大きな課題となっていた22歳以下の若手有望選手の育成を目指すものとして注目される。
なお、今シーズンのリーグ戦結果により、J2の最下位(22位)クラブはJ3へ自動降格、J3の1位クラブはJ2へ自動昇格し、J2の21位とJ3の2位クラブは入れ替え戦を行う。ただしJリーグ・アンダー22選抜は入れ替え対象外である。

(葛西奈津子  フリーランスライター / 2014年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

知恵蔵miniの解説

日本のプロサッカーリーグであるJリーグで検討されているリーグの新たなカテゴリーで、J1、J2の下部リーグとして位置づけられている。2013年1月のJリーグ理事会で14年から同カテゴリーでのリーグ開催をスタートする方向で調整することが決議された。リーグは10チーム程度の規模で、日本フットボール(JFL)や地域リーグに属する10クラブ前後が参加する見込み。財政面などの課題を慎重に検討しつつ、所属希望のチームや日本サッカー協会と本格的な調整に入る。

(2013-1-24)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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