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MERSコロナウイルス マーズコロナウイルス

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

MERSコロナウイルス
まーずころなういるす
MERS coronavirus

2012年に発見された中東呼吸器症候群(MERS(マーズ))の原因である新種のコロナウイルス。2013年5月、国際ウイルス分類委員会により命名された。2002年から2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS(サーズ))の原因であるSARSコロナウイルスと近縁のウイルス。SARSコロナウイルスはキクガシラコウモリのコロナウイルスが変異し、ハクビシンなどの動物を経て人に感染するようになったと考えられている。一方、MERSコロナウイルスはヤマコウモリから見つかっており、このコウモリまたはラクダを介しての感染が疑われている。空気感染はなく、濃厚接触感染であるため、家族や病院内感染はありうるが、SARSコロナウイルスに比べると感染力は低い。集団感染はサウジアラビアの38歳男性(ラクダ商人)と、母、娘、いとこの計4人の例がある。[田辺 功]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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