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OSI参照モデル おーえすあいさんしょうもでる

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ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

OSI参照モデル

[[OSIは、Open Systems Interconnectionの略。プロトコルの機能ごとに「層」を切り分けることで、各プロトコルの役割を分類化し、明確にするための概念。コンピューターネットワークの世界では、多数のプロトコルが連携して動作することで通信が実現している。こうした複数のプロトコルの切り分けの基準として、ISO(International Organization for Standardization)から提示されたのがOSI参照モデルである。通信に必要な機能を洗い出して分類し、それを7つの層として表現している。7つの層のうち最も上位に位置するのが「アプリケーション層」で、ユーザーに対して提供したい機能を実現するためのプロトコルがこの層に該当する。その下の「プレゼンテーション層」のプロトコルは、各システム固有のデータの表現方法を吸収するための機能を提供する。次の「セッション層」は論理的な通信路を確立し、「トランスポート層」は通信のためのアプリケーションを特定する。さらに「ネットワーク層」はネットワーク間通信を実現するための機能を提供し、「データリンク層」は同一ネットワーク内にあるコンピューター同士が通信するための機能を提供する。また、最下位の「物理層」はデータのビット列を電気信号に変換し、ケーブル光ファイバーなどの媒体を通して通信相手に送り届ける機能を提供している。

出典|ASCII.jpデジタル用語辞典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

OSI参照モデル
おーえすあいさんしょうもでる
OSI reference model

国際標準化機構(ISO:International Organization for Standardization)が策定した、異なるメーカーのコンピュータやネットワークなどの接続を容易に行うための国際標準規格。開放型システム間相互接続(OSI:Open Systems Interconnection)という通信プロトコルを7階層に分割したモデルである。ISOは、1977年にOSIの国際標準化作業を開始、1982年にトランスポート層の標準、1983年にセッション層の標準の草稿を完成。1984年に策定されたが、1985年にアプリケーション層を追加し、以下の7階層にまとめあげた。
 第7層(アプリケーション層)は、ユーザーが使用するアプリケーションと下位の層へのデータのやりとりを規定する。
 第6層(プレゼンテーション層)は、上位・下位層間のデータの受け渡しに適切な変換や圧縮などの表現法を規定する。
 第5層(セッション層)は、通信プログラム間の通信の開始から終了まで(ログイン・ログアウト)のセッションの手順を規定する。
 第4層(トランスポート層)は、二つのアプリケーション間でのデータ圧縮や誤り訂正、再送制御などの通信方法を規定する。
 第3層(ネットワーク層)は、ネットワーク上の二つのコンピュータ間での通信経路の選択や中継作業を規定する。
 第2層(データリンク層)は、接続された複数のコンピュータ間のデータの伝送方法を規定し、エラーの検出などを行う。
 第1層(物理層)は、通信回線にデータを送出するための電気的な変換や、コネクターのピンの数やコネクター形状などを規定する。
 ところが、1982年に基本仕様を固めた通信プロトコルのTCP/IPが1990年代中ごろに急速に普及したため、OSI参照モデルによる製品はあまり普及しなかった。しかし、OSI参照モデルはTCP/IPの考え方の基本として残り、お互いに相補う形で落ち着いている。[岩田倫典]

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