TLS(読み)てぃーえるえす

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

TLS

SSLをもとに開発されたWebページにセキュリティ機能を追加する技術で、IETFによって標準化されている。インターネット上に流れるデータ秘密鍵暗号方式公開鍵暗号方式デジタル証明書などの技術を用いて安全化し、データの盗聴改ざん、なりすましを防ぐ。

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知恵蔵の解説

TLS

クレジットカードや個人の情報を扱うウェブサイト等で利用されるセキュリティー技術の一つ。TLS(Transport Layer Security)は、米国ネットスケープ社が開発したセキュリティー技術のSSL(Secure Sockets Layer)がもとになっており、1996年以降、SSLはネットスケープ社より、インターネット技術の標準化を推進する組織「IETF(Internet Engineering Task Force)」に移管され、標準化される際に、TLSと名称変更された。しかし、SSLの名称が広く普及していたこともあり、2018年8月現在でも、TLSを、SSLまたはSSL/TLSと表記することが多い。
TLSでは、通信データを暗号化し、通信の盗聴を防ぐ機能、通信データが伝送される途中の改ざんを検知する機能、そして、通信相手が正しいことを確認する機能等を提供している。通常、ウェブページにアクセスする際には、http://で始まるURLやURIと呼ばれるアドレスを使用して通信を行うが、この通信にTLSを導入して「情報を安全にやりとりする仕組み」にすると、https://で始まるアドレスになる。
しかし、TLSの初期バージョンであるTLS1.0やTLS1.1において、通信の傍受や暗号解読が可能である等の脆弱性が明らかになったため、クレジットカード業界で策定された、国際セキュリティー基準「PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)」は、加盟店にTLS1.2以降の使用を義務付け、その移行期限を18年6月30日までとした。これを受け、例えば、クレジットカード会社JCBが運営するウェブサービスの一部では18年5月8日より、三井住友カードが運営するウェブサービス「Vpass」では18年6月11日より、TLS1.0、TLS1.1の利用が順次停止となった。また、Yahoo! Japanでは、自社ウェブページ上でセキュリティー強化のお知らせをしており、そこには、18年9月末までに、TLS1.2以降に非対応の古いウェブブラウザーを搭載したパソコンやスマートフォンでは、順次Yahoo! Japanのサービスが利用できなくなることを記している。このように、今後は、多くのウェブサービスがTLS1.2以降のセキュリティー対策を施していくため、これらウェブサービスの利用には、TLS1.2以降に対応するウェブブラウザーが必要となる。

(横田一輝 ICTディレクター/2018年)

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デジタル大辞泉の解説

ティー‐エル‐エス【TLS】[transport layer security]

transport layer security》インターネットで、暗号化したデータを送受信するためのプロトコル。米国の旧ネットスケープコミュニケーションズ(現AOL)社が開発したSSLを改良し、インターネット技術の標準化団体IETFにより標準化された。公開鍵暗号共通鍵暗号デジタル署名などのセキュリティー技術を組み合わせ、安全性を高めている。

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IT用語がわかる辞典の解説

ティーエルエス【TLS】

インターネット上で情報を暗号化して送受信するSSLに改良が加えられたプロトコル。データ送受信時のデータの盗聴や改竄(かいざん)、なりすましを防止する。◇「transport layer security」の頭文字。⇒SSL

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