X線回折計(読み)エックスセンカイセツケイ

化学辞典 第2版 「X線回折計」の解説

X線回折計
エックスセンカイセツケイ
X-ray diffractometer

単結晶または粉末試料による回折X線回折角,および回折強度を記録する装置計数管にはガイガー-ミュラー計数管か,精度を要する場合には比例計数管,あるいはシンチレーション計数管が波高分析計と組み合わされて用いられる.粉末試料の場合は,デバイ-シェラー法による試料の同定あるいは分析が主目的である.単結晶回折計は,主として構造解析のための積分強度測定を目的とし,線型回折計,ワイセンベルク型回折計あるいは四軸型回折計などがある.なかでも,小型電子計算機と組み合わせて,自動制御と測定値の処理を同時に行えるようにした四軸型回折計がもっともよく用いられるようになった.この回折計では,図のように結晶方位を3軸の回転で調整し,回折線をつねに赤道面上にもってきて測定する.計数管の制御に用いるもう一つの軸を合わせて4軸になるのでこの名がある.この回折計により,従来では1~2か月必要であったデータ測定が短時間で行えるようになり,また測定精度も数倍向上した.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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最新 地学事典 「X線回折計」の解説

エックスせんかいせつけい
X線回折計

X-ray diffractometer

鉱物その他の結晶にX線を当て,その回折斑点の位置,強度を計数管によって測定し記録する装置。単結晶試料用と粉末試料用の2種類があり,後者が一般に普及している。計数管にはガイガー計数管・比例計数管・シンチレーション計数管・イメージングプレート検出器などが使用され,計数管の場合には試料の回転に伴い検出器が自動的に動き,回折線の位置・強度はコンピューターに取り込まれる。

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