20世紀西洋人名事典 「A.ラブジョイ」の解説
A. ラブジョイ
Arthur Oncken Lovejoy
1873.10.10 - 1962.10.30
米国の哲学者。
元・スタンフォード大学教授,元・ワシントン大学(セント・ルイス)教授,元・ミズーリ大学教授,元・ジョンズ・ホプキンス大学教授。
ベルリン(ドイツ)生まれ。
アメリカに移住し、1899年スタンフォード大学に哲学科を創設した。後に、「思想史クラブ」を創設、思想史研究の場とする。1940年には「思想史雑誌」を創刊・編集し、学問の一分野として「思想史」を確立することに貢献。著書「存在の大いなる連鎖」(’36年)では諸観念の社会の中での発展変化を「基本観念」の展開を基軸にして内在的に分析し、思想の歴史を考察する方法を探求した。他に、「二元論への反抗」(’30年)がある。アメリカ大学教授連合に参画した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報