最新 地学事典 「B層位」の解説
ビーそうい
B層位
B horizon
O・A・E層の下位に形成された土壌層位。母岩の組織・構造の痕跡は失われている。B層は基本的に地表面下において,土壌生成作用による炭酸塩・硫酸カルシウム・珪酸が集積し,または土壌構造の形成や粘土の集積といった変質作用により,砕けやすくもろい性質を示す土層。次に示すような特徴のうち,一つないしは複数の性質を有する。1)粘土鉱物・鉄・アルミニウム・腐植・炭酸塩・硫酸カルシウム(石膏)・珪酸が単独ないしは複合して集積濃縮。2)炭酸塩が移動して除去された証拠がある。3)Fe2O3やAl2O3の三二酸化物が残留し濃縮。4)明瞭な鉄の集積がなくても,上下の層位より顕著に土色の明度が低く彩度が高いか,赤味が強い三二酸化物の被覆が認められる。5)粘土鉱物の生成ないしは三二酸化物の遊離またはその両方が認められる。あるいは水分含量の変化に伴って容積が変化する場合に粒状・塊状・柱状構造を形成するような変化が認められる。6)砕けやすいもろさが認められる。
執筆者:吉永 秀一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

