CWM(読み)シーダブリューエム

デジタル大辞泉 「CWM」の意味・読み・例文・類語

シー‐ダブリュー‐エム【CWM】[coal water mixture]

coal water mixture石炭・水スラリー。石炭粉末と水を混ぜ、さらに添加剤を加えて混合した燃料

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「CWM」の解説

CWM
シーダブリューエム

coal water mixtureの略称.微粉砕した石炭と水とを混合したスラリー(泥漿)状の燃料.高濃度石炭-水スラリーともいう.微粉炭重油とを混合したスラリー燃料であるコム(COM;coal oil mixture)の代替として開発された.石炭の粒径分布を調節し,界面活性剤を加えることで,石炭濃度が70質量% 程度まで流動性やスラリー安定性が保たれ,パイプラインによる輸送が可能となった.脱水せずにそのまま燃料に使用でき,日本では,火力発電用に製造されている.石炭ガス化プロセスのテキサコ法では,石炭-水スラリーをガス化原料に用いている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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