20世紀西洋人名事典 「D.F.ポコック」の解説
D.F. ポコック
David Francis Pocock
1928 -
英国の社会人類学者。
サセックス大学教授。
1951年東アフリカのインド人社会を調査し、さらに’53年西インドのグジャラートを調査する。’55年博士号を取得し、オックスフォード大学のインド社会学講師を経て、サセックス大学教授となる。エバンズ・プリチャードの影響を受け、認識論に関心を示し、ラドクリフ・ブラウン流の社会人類学の方向を批判する。著作を通じ社会人類学が現代に生きることにどう結びつくかを明らかにしようとしている。著書に「社会人類学」(’61年)、「社会人類学の理解」(’76年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報