20世紀西洋人名事典 「D.W.トムソン」の解説
D.W. トムソン
D’Arcy Wenteworth Thompson
1860.5.2 - 1948.6.21
英国の生物学者,古典学者。
元・ユニバーシティ・カレッジ生物学教授,元・セント・アンドルーズ大学博物学教授。
エディンバラ生まれ。
エディンバラ大学で学び、さらにケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジで学び、1884年ダンディーのユニバーシティ・カレッジの生物学教授を経て、1917年セント・アンドルーズ大学博物学教授となる。相対成長の概念を提出した主著「成長と形」(’17年)で生物の形態学的問題を数学で扱う独創的試みを展開。又、水産学や海洋学の研究や博物学の古典に関する研究も行う。’16年ローヤル・ソサエティ会員となり、’37年ナイトに叙せられる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報