DDT中毒(読み)ディーディーティーちゅうどく(その他表記)DDT poisoning

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「DDT中毒」の意味・わかりやすい解説

DDT中毒
ディーディーティーちゅうどく
DDT poisoning

有機塩素系殺虫剤 DDT毒性は他の有機塩素剤と比べると少いが,生体内残留性は高く,95%消失に平均 10年を要する。神経毒なので,誤用などによって急性中毒を起すおそれがあり,1971年以降,使用禁止になった。 DDTの使用によって四肢のしびれ感,振戦貧血などの症状が出た例もあるといわれたが,これは DDTそのものよりも,混和剤の中毒という可能性があった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む