20世紀西洋人名事典 「E.ナウマン」の解説
E. ナウマン
Edmund Naumann
1854.9.11.(1850.説あり) - 1927.2.1
ドイツの地質学者。
元・東京大学教授。
ザクセン生まれ。
ミュンヘン大学で地質学を修め、1874年に学位を取得。1875年に来日し、地質調査を始め、1877年東京大学の日本初の地質学教授となる。1878年内務省地理局の初代技師長となり、地質課を置き、全国の地質調査を立案した。1885年退職して帰国した。「ナウマンゾウ」は在日中に日本の旧象化石についてまとめたものをドイツの雑誌に発表したが、その中に記載されている横須賀産のものが槙山次郎によって、別の亜種とされてナウマンを記念して1921年に命名されたものである。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報