20世紀西洋人名事典 「E.フォンホルスト」の解説
E.フォン ホルスト
Erich von Holst
1908 - 1962
動物学者。
元・マックス・プランク研究所所長。
リガ(ラトヴィア)生まれ。
精神科医の子として生まれ、キール、ウィーン、ベルリンの各大学で学び、1932年「ミミズの中枢神経系の機能の研究」で学位を取得する。’46〜49年ハイデルベルクの動物学教授を経て、’49年からマックス・プランク研究所に移り、行動生理学の創設に尽力。’54年同研究所所長。大脳に電気的刺激を与えることにより神経生理的な操作を加えて其れが行動に及ぼす影響を観察、測定するところが彼の行動生理学の特色。主著は「Zur Verhaltensphysiologie bei Tieren und Menschen Ⅰ」(’69年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報