20世紀西洋人名事典 「E.L.シャッツマン」の解説
E.L. シャッツマン
Evry L. Schatzman
1920 -
天体物理学者。
恒星分光学の分野で活躍するパリ大学の天体物理学者である。晩期型星特有の角運動量のロスについて1959年、’62年に効果的な機構を提示し注目される。ジェットまたはフレア活動を彩層の存在と関連づけ、彩層は十分広がった対流層をもつ星にのみ存在すると主張。フレア星が電波を放射する可能性を調査するように呼びかけ、教科書「一般天文学」(’59年、J.C.ペッカーと共著)に考えを著す。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報