E3(読み)イースリー

デジタル大辞泉 「E3」の意味・読み・例文・類語

イー‐スリー【E3】[Electronic Entertainment Expo]

Electronic Entertainment Expo米国毎年開催されていた、コンピューターゲームゲームソフトエデュテインメントに関する世界最大規模の見本市ゲームズコム東京ゲームショウとともに、世界三大ゲームショーの一つだった。第1回は1995年で、米国の業界団体、エンターテインメントソフトウエア協会が主催正称はエレクトロニックエンターテインメントエキスポ。2021年のオンライン開催を最後に、2023年に終了が決定された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「E3」の意味・わかりやすい解説

E3
いーすりー

1995年から2021年までアメリカ合衆国で開催されていたコンピュータ・ゲーム関連の展示会。日本の東京ゲームショウ、ドイツのゲームズコム(Gamescom)と並ぶ世界三大ゲーム見本市の一つとされ、家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」(2006)やスマートフォン用ゲームソフト「ポケモンGO」(2016)が発表されるなど、世界のゲーム娯楽市場の最新動向を知る場として注目された。しかし、新製品の発表・販売の場がオンライン上へ移行して存在意義が薄れ、2021年のオンライン開催を最後に終了した。

 正式名称はElectronic Entertainment Expoで、Eで始まる3語にちなんでE3とよばれた。主催はアメリカのゲーム会社などが加盟する団体「Entertainment Software Association:ESA」。家電見本市のCESから独立する形で、1995年に初開催。毎年5~6月ころ、ロサンゼルス・コンベンションセンターで開催された。1996年(平成8)に幕張(まくはり)メッセ(千葉市)で、1997年、1998年にはジョージア・ワールド・コングレス・センター(ジョージア州アトランタ)で開かれたこともある。入場有料年末商戦をにらんだ新作ゲーム機やソフトの発表・商談の場であり、当初、入場者はビジネス関係者に限定されたが、インターネット普及で新製品をネットから直接ダウンロードする消費者が増えたこともあり、2016年に一般消費者向けイベントを開催。2017年からは一般の入場も可能となった。家庭用ゲーム機、パソコン、スマートフォン、携帯ゲーム機向けなどの最新ゲームソフトや関連機器を展示し、来場者は実際に操作してゲームを楽しむことが可能だった。ピークの2016年には、250を超える企業が約1600点のゲーム機・ソフトなどを展示し、入場者数は7万人を超えた。しかし新型コロナウイルス感染症(COVID(コビッド)-19)の流行で、中止(2020、2022)やオンライン開催(2021)を余儀なくされた。さらに、ゲームビジネスの急速なネット化に伴い、ビッグ3(任天堂、ソニーグループ、マイクロソフト)をはじめ、不参加のゲーム会社が増え、2023年の開催を断念して幕を閉じた。

[矢野 武 2024年7月18日]

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「E3」の解説

E3

年に1回ロサンゼルスで開催される、世界最大規模のゲーム関連イベント。第1回は1995年。ゲームや教育ソフト、インターネット関連や無線技術、周辺機器など幅広い分野からの出品がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「E3」の意味・わかりやすい解説

E-3
イーさん

「ボーイングE-3セントリー」のページをご覧ください。

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