F層(読み)エフソウ

デジタル大辞泉 「F層」の意味・読み・例文・類語

エフ‐そう【F層】

地上から約130キロ以上の高さにある電離層。酸素原子Oと窒素分子N2紫外線によって電離されたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「F層」の意味・読み・例文・類語

エフ‐そう【F層】

  1. 〘 名詞 〙 地上から約二〇〇~三〇〇キロメートルの高さの間にある電離層。昼間はF1とF2の二層に分かれる。酸素原子Oと窒素分子N2が紫外線によって電離されたもの。

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百科事典マイペディア 「F層」の意味・わかりやすい解説

F層【エフそう】

電離圏のF領域に存在する電離層。F1層とF2層に分かれる。F1層は平均の高さ170km,最大電子密度は毎cm3に2.5×105個。F2層は平均の高さ300km,最大電子密度は105(夜)〜106(昼)個。F1層は夜間には消滅する。
→関連項目アップルトン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「F層」の意味・わかりやすい解説

F層
エフそう
F-layer

地上 140~400kmにある電離層高度 250km付近に電子密度が極大の層がある。成因は酸素原子,酸素分子,窒素分子の太陽放射線(極遠紫外部)による光電離である。おもに短波を反射する。日中,140~200kmに F1層が,300kmに F2層が形成され,夜間には合併して 300~400kmで F層となる。最大電子密度は 1cm3あたり 106個程度であるが季節や日時によって複雑に変化する。

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