F層(読み)エフそう(英語表記)F-layer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「F層」の意味・わかりやすい解説

F層
エフそう
F-layer

地上 140~400kmにある電離層高度 250km付近に電子密度が極大の層がある。成因は酸素原子,酸素分子,窒素分子の太陽放射線(極遠紫外部)による光電離である。おもに短波を反射する。日中,140~200kmに F1層が,300kmに F2層が形成され,夜間には合併して 300~400kmで F層となる。最大電子密度は 1cm3あたり 106個程度であるが季節や日時によって複雑に変化する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android