20世紀西洋人名事典 「F.ウェント」の解説
F. ウェント
Frits Warmolt Went
1903.5.18 -
米国の植物学者。
ユトレヒト生まれ。
オランダで生まれたアメリカの植物学者。植物の幼葉鞘の先端の生長ホルモン(オーキシン)を発見したことで有名。大学を卒業後、ジャワのボゴール植物園に勤務していたが、’33年アメリカへ渡る。カリフォルニア工科大学教授、ミズリー植物園長、ワシントン大学教授を経て、’65年以降はネバダ大学砂漠生物研究所教授となる。’26年に、マカラスムギから前述の植物生長ホルモン、オーキシンを発見している。他には砂漠植物の生態と生理、気候などの作用、環境に及ぼす植物の効果などを研究した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報