20世紀西洋人名事典 「F.モンポウ」の解説
F. モンポウ
Federico Mompou
1893.4.16 - 1987.6.30
スペインの作曲家,ピアノ奏者。
バルセロナ生まれ。
フランス系の血を引く。リセオ音楽院で学んだ後、パリに移住しピアノをフィリップ等に師事、作曲をサミュエル・ルソーに師事したがほとんど独学。1914〜21年バルセロナで作曲に専念。その後再びパリに住み作曲家として認められる。’41年以降バルセロナに定住。ピアノの詩人と呼ばれ繊細な詩的感受性を表したピアノのための小品を多く作曲した。又優れた自作ピアノ曲の演奏家としても知られる。作品にピアノ曲「内密な印象」(’16〜14年)、「街はずれ」(’16〜17年)、「風景」(’42〜60年)等。他に独唱、合唱入りの管弦楽曲「インプロペリア」(’63年)、ギター曲「コンボステーラ組曲」(’62年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報