20世紀西洋人名事典 「F.F.H.モアッサン」の解説
F.F.H. モアッサン
Ferdinand Frédéric Henri Moisson
1852.9.28 - 1907.2.20
フランスの化学者。
元・パリ大学教授。
パリ生まれ。
自然史博物館のフレミーの実験室で学んだ後、1880年パリ大学で学位を取得。1886年薬学専門学校独物学教授、1899年同大学無機化学教授を経て、1900年パリ大学教授となる。この間、1886年フッ素の単離に成功、1892年に電気炉を発明し、ダイヤモンドの合成を試みたほか、マンガン、チタン、ジルコニウム等の金属のケイ化物、解けにくい物質の融解に成功するなど高温化学の基礎を築く。これらの業績が認められて1906年ノーベル化学賞を受賞。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報