FSP(読み)エフエスピー(その他表記)Frequent Shopper Program

DBM用語辞典 「FSP」の解説

フリークエント・ショッパー・プログラム【FSP Frequent Shopper Program】

フリークエンシー・マーケティング、フリークエンシー・マーケティング・プログラムと同意語。アメリカンエアラインで始まった頻度客(フリークエンシー)が、ホテル業界、レンタカー業界と拡がり、ついに小売業界に拡がった。買い物をしばしば行ってくれる購買客(ショッパー)に、購買金額に応じて、ポイントや割引クーポンを提供(特典プログラム)するマーケティング方式。日本のFSPは、購入金額一定額(例えば100円当たり)に対し、ポイント(100円1ポイント、1ポイント1円)を与える形式が多い。ポイントは顧客の申し出により、商品券や割引券に交換される。景品カタログを用意して、景品とポイントを交換する形式もある。ヨーロッパは、景品と交換する形式が中心。米国は、ポイントよりも会員が特別価格で買い物できるようなサービス・プログラムになっている(会員価格制)。会員価格も年間購買金額によって、複数価格を採用している小売業もある。つまり、買えば買うほどお得になるプログラムを考え、顧客の継続購買を促進している。目的は、ライフタイム・バリューの最大獲得にある。

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流通用語辞典 「FSP」の解説

FSP【Frequent Shopper Program】

フリークエント・ショッパー・プログラムまたはエフ・エス・ピー。FSPは多くの航空会社が採用しているFFP(フリークエント・フライヤー・プログラム)とその考え方は同じである。航空会社の場合は自社カードを発行し、顧客が利用した飛行距離(マイレージ)によって各種特典を提供するものであるが、小売業の場合は自社の店舗で購入した買物金額の累計によって特典を与える優良顧客対応プログラムである。日本でもポイント・カードとしてFSPの考え方を採用しているが、欧米の場合はより多彩なプログラムを用意している。カードを発行することによって顧客の基礎情報を取得し、買物をするたびに購買履歴をデータベースに蓄積するので、顧客データベース・マーケティングを行う上で基本となる。

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