20世紀西洋人名事典 の解説
G.アルマン・デ カイヤヴェ
Gaston Arman de Caillavet
1869 - 1915
劇作家。
1900年よりフレールと共同で喜劇を書き始め、第一次世界大戦前の喜劇界において一世を風靡した。作品のジャンルも幅広く、喜劇、オペレッタから風俗喜劇、史劇にもおよんだ。手堅い劇構成、軽妙で風刺に満ちた台詞で、その当時の上流、中流世界を描いている。また、彼はプルーストとは少年時代からの親友である。主な作品は「緑の燕尾服」(’13年)、夫人、娘がモデルである「失われた時を求めて」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報