20世紀西洋人名事典 「G.クーネルト」の解説
G. クーネルト
Günter Kunert
1929 -
ドイツの作家。
ベルリン生まれ。
ナチス政権下の少年時代に、ユダヤ系の血筋のため迫害を受ける。戦後、ベッシャー、ブレヒトに認められて詩人として活動を始める。詩集「道標と壁文字」(1950年)をはじめ、短編集、長編、映画シナリオなど幅広く活躍し、東ドイツの代表的作家の一人となったが、「主体的経験」を重視する彼の立場はたびたび政府と衝突し、社会主義統一党から除名されるなど、しだいに東ドイツでの活動が不可能となり、’79年西ドイツに移った。’81年に「時節おくれの独白」を発表。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報