20世紀西洋人名事典 「G.ハーバーラント」の解説
G. ハーバーラント
Gottlieb Haberlandt
1854 - 1945
ドイツの植物学者。
元・ベルリン大学植物生理学研究所長。
ハンガリー生まれ。
ウィーン、チュービンゲン両大学に学んだ。グラーツ大学とベルリン大学の教授を歴任した後、1910年ベルリン大学に植物生理学研究所を設立し、’23年まで所長を務めた。初期の著作「生理学的植物解剖学」(1884年)において、生理学的観点から組織・器官を研究する必要性を説いた。1890年に感覚植物の刺激伝導性を研究し、1902年に植物組織の培養を試みたが失敗に終わった。その他の研究にサンザシとセイヨウカリンの接木雑種に関する研究等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報