20世紀西洋人名事典 「G.モスカ」の解説
G. モスカ
Gaetano Mosca
1858 - 1941
イタリアの政治学者,政治家。
元・ローマ大学教授,元・上院議員。
シチリア島生まれ。
トリノ、ミラノ、ローマの各大学教授を経て、1909年下院議員、’19年には上院議員を務める。政治の中枢を政治的諸階級の編成に求め、政治的諸機能は特定の階級に委ねられるというエリートによる少数支配の法則を主張。同法則はミヘルス、パレートらとともにエリート理論の先駆となる。主著には「政治学の諸要素」(1896年)、「近代民主主義における政党の社会学」(’12年)、「政治理論史」(’33年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報