20世紀西洋人名事典 「G.J.M.ブルレ」の解説
G.J.M. ブルレ
Gisèle Jeanne Marie Noèmie Brelet
1915.3.6 - 1973.6.21
フランスのピアニスト。
フォントネ・ル・コント(ヴァンデー県)生まれ。
ナント音楽院、パリ音楽院でピアノ、1938〜41年パリ大学で哲学を学ぶ。著書に作曲における音楽的時間を論じた「音楽創造の美学」(’47年)、国家博士号を取得した「音楽的時間論」(’49年)を著し、音楽を音楽そのものによって説明する哲学を提唱し、音楽全体を音楽的時間において見いだす。この理論を演奏の場面に展開したものが「創造的解釈」(’51年)である。’51年音楽学国際双書の監修者となる。演奏家としては’52年フランス国立放送のソリストとなって、現代作曲家の作品の初演を手がけ、その紹介に務めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報