20世紀西洋人名事典 「H.ホップ」の解説
H. ホップ
Heinz Hopf
1894.11.19 - 1971.6.3
スイスの数学者。
元・チューリヒ工科大学教授,元・国際数学連合代表。
ブレスラウ(ドイツ,現ポーランド領ブロツワフ)生まれ。
第一次大戦中ドイツ軍に服務。その後、ベルリン、ハイデルベルク、ゲッティンゲン各大学で学ぶ。1931〜65年H.ワイルの後継者としてチューリヒ工科大学教授を務める。ホモロジー、ホモトピーに関する基礎的な業績があり、代数的位相幾何学の発展に寄与。又、リーマン空間の微分幾何学的構造と位相的構造の関連を研究。大域的微分幾何学を開拓する。著書にアレクサンドロフとの共著で、位相幾何学の古典として名高い「トポロジーⅠ」(’35年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報