20世紀西洋人名事典 「H.S.ワシントン」の解説
H.S. ワシントン
Henry Stephens Washington
1867 - 1934
米国の地球化学者。
ニューアーク生まれ。
エール大学に学び、世界各地の遺跡発掘に従事。その後ドイツのライプツィヒ大学で岩石学をツィルケルに師事し学位を取得。1912年以降カーネギー研究機構の地球物理学実験所に勤務し、火成岩の化学組織の研究に従事。’02年クロス、イディングス等と共同で火成岩の定量的分類法であるCIPWノルム体系を提唱。’17年当時知られていた火成岩の化学分析値数千を集大成し、「火成岩の化学組成」を発表。著書「岩石の化学分析」(’04年)は教科書として世界中で使われた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報