20世紀西洋人名事典 「I.ラングミュア」の解説
I. ラングミュア
Irving Langmuir
1881.1.31.(1882.説もあり) - 1957.8.16
米国の物理化学者。
ニューヨーク州ブルックリン生まれ。
1906年ゲッティンゲンで学位取得。スティーブンス工業大学で教鞭をとった後、’09年ゼネラル・エレクトリック社研究所所員となる。タングステン電球の研究に取り組み、ラングミュアの吸着等温式を確立。’13年ガス入電球を発明、’35年単分子膜作成法を開拓した他、’50年にはドライアイスを用いたヨウ化銀の散布による人工降雨の実験も行う。一方で、’32〜50年引退するまでは同研究所の副所長も務める。’32年は界面化学の研究業績により、ノーベル化学賞を受賞。138の個人特許がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報