IFTTT(読み)いふと(その他表記)IFTTT

知恵蔵 「IFTTT」の解説

IFTTT

スマートフォン上のアプリやインターネット上のサービス等を連携させ、一連の作業を自動化するサービス。2010年12月にサービスが開始された。運営する会社は、米サンフランシスコにあり、社名はサービスと同じIFTTT。代表はLinden Tibbets(リンデン・チベッツ)。
IFTTTは、「If This Then That」の略。あるアプリやサービスで特定操作を行ったり、ある条件を満たしたりすれば、別のアプリやサービスが起動するなどといったような、アプリやサービスの連携利用を意味する。
IFTTTでは、FacebookTwitterInstagramなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や、Gmailなどのメールサービス、Dropboxなどのオンラインストレージといった著名なサービスを始めとする、100以上の各種サービスが利用可能である。IFTTTを利用すると、例えばInstagramに写真を投稿した時に、自動で特定の相手にGmailで知らせることができる。あるいは、学校職場などの特定の場所にいる時に、GPS機能を利用してスマートフォンが自動でマナーモードになるなどといったことが可能となる。また、これらの連携パターンは、「Recipes(レシピ)」と呼ばれ、ユーザーは、自分が便利と思うレシピを自由に作成できる他、公開されている世界中のユーザーのレシピを使うこともできる。
IFTTTは公式サイトアカウントを作成すれば、誰でも無料で利用可能だ。

(横田一輝 ICTディレクター/2015年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android