20世紀西洋人名事典 「J.フェデー」の解説
J. フェデー
Jacques Feyder
1885.7.21 - 1948.5.25.(5.24.説あり)
フランスの映画監督。
イクセル(ブリュッセル郊外)生まれ。
本名Jacques Frédérix。
演劇を志し、1910年パリに行き、俳優を経て、’16年映画監督に転じる。’21年「女郎蜘蛛」で注目され、「雪崩」(’23年)や「テレーズ・ラカン」(’28年)で独自の詩的リアリズムを完成する。’34年「ミモザ館」で国際的な名声を博し、詩的リアリズムの極致をみせる。’48年持病の結核のため死亡する。フランス映画の黄金時代を築いた代表的監督の一人である。’17年女優フランソアーズ・ロゼと結婚する。他の作品に「外人部隊」(’34年)、「女だけの都」(’35年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報