20世紀西洋人名事典 「J.R.マクドナルド」の解説
J.R. マクドナルド
James Ramsay MacDonald
1866 - 1937
英国の政治家。
元・英国首相。
ロシマウス(スコットランド)生まれ。
1900年労働代表委員会(後の労働党)書記長となり、’06年下院議員に当選。第一次世界大戦の際に労働党委員長を辞任し、’22年下院に復帰、再び党首となる。’24年首相兼外相に就任し、第一次労働党内閣を組織するが、短命に終わる。’29年再び首相の座につき、ロンドン軍縮会議の成立に貢献するが、’31年の金融危機の際に失業手当削減政策を打ち出し、内閣総辞職に追い込まれる。その直後、保守党などの協力を得て、挙国一致政府の首相となるが、労働党からは追放。’35年保守党のボールドウィンに首相の地位を譲る。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報