20世紀西洋人名事典 「K.クローン」の解説
K. クローン
Kaarle Krohn
1863 - 1933
フィンランドの民俗学者。
元・ヘルシンキ大学教授。
父はフィンランド民俗学の創始者ユリウス・クローンで、後を継ぎ民族叙事詩「カレワラ」を研究。昔話研究を通して父の創出した「歴史、地理学的方法論」を確立し、フィンランド学派の評価を確固たるものとした。ヘルシンキ大学で永年教授としてフィンランド民俗学および比較民俗学、フィンランド語、フィンランド文学を教え有能な後継者を育成、フィンランド学派の方法論と学風を浸透させる。1907年民俗学研究者連盟の会報「F.F.C.」を中心となり設立。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報