20世紀西洋人名事典 「L.ワイスゲルバー」の解説
L. ワイスゲルバー
Leo Weisgerber
1899 - 1985
ドイツの言語学者。
ボン大学教授。
1968年までボン大学教授を務め、フンボルトに従い、言語は人間活動のあらゆる文化領域と民族の歴史的生命に対する基本的な成果であるとし、「エネルゲイア的言語学」で世界の語化により生ずる「言語の世界像」を求めようとし、新フンボルト主義者と呼ばれる。母語と言語共同体との相互依存関係の究明こそが言語学の究極目標とした。第二次大戦後60年代にいたるドイツの言語研究、教授法を主導し、’68年西ドイツの第一回ドゥーデン賞を受賞した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報