20世紀西洋人名事典 「M.ブラック」の解説
M. ブラック
Max Black
1909.2.24 -
米国の哲学者,数学者。
元・コーネル大学教授,元・国際哲学研究所副会長。
アゼルバイジャンのバクー生まれ。
ロシアで生まれ、ケンブリッジ大学で哲学を学び、1930年卒業。’39年ロンドン大学で学位を取得し、同大学教育研究所講師を務める。’40年渡米、イリノイ大学哲学科を経て、’46年コーネル大学に移り、’54〜77年に引退するまで哲学、人文学のスーザン・リンセージ記念教授職を務める。この間、’48年米国に帰化。また、’70年には国際哲学研究所の副所長も兼任。数学とは何かという問題の究明に努め、数学の構造の分析を行った。著書に「数学の本性」(’50年)、「解析学の諸問題」(’54年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報