20世紀西洋人名事典 「M.ヘジャーズィ」の解説
M. ヘジャーズィ
Muhammad Hejāzī
1899 - 1974
イランの作家。
テヘラン生まれ。
テヘランのフランス系学校で学び、さらに西欧に留学する。帰国後、政府の要職を歴任しながら、執筆活動を行い、長編3部作「ホマー」(1927年)、「パリーチェフル」(’29年)、「ズィーバー」(’31年)で文壇の地位を確立。特に第3作は現代ペルシア文学の傑作の一つである。さらに’50年代「パルバーネ」や「涙」を発表し好評を博す。文体は文学的で俗語を駆使した他の作家とは対照的である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報