20世紀西洋人名事典 「M.ヤンチョー」の解説
M. ヤンチョー
Jancsó Miklós
1921 -
ハンガリーの映画監督。
ブタペスト北方バーツ生まれ。
映画芸術アカデミーで学ぶ。短編映画を制作後、1958年から長編映画を手がける。「密告の砦」(’65年)、「赤い聖詩」(’71年)などハンガリーの近代史に取材した作品を制作。カメラの長回しで何処までも対象を追い続ける独特なスタイルの映画で、特に西欧で高く評価される。このスタイルは洗練されて行き、’79年のハンガリーの近代史、現代史を横断する作品「ハンガリアン・ラプソディー、」「アレグロ・バルバロ」で頂点に達する。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報