20世紀西洋人名事典 「M.G.メイヤー」の解説
M.G. メイヤー
Maria Goeppert Mayer
1906.6.28 - 1972.2.20
米国の物理学者。
元・シカゴ大学教授,元・カリフォルニア大学教授。
カトウィツ(後のポーランド、カトビツェ)生まれ。
大学で、数学、物理、化学を学び、1930年に米国の物理化学者J.E.メイヤーとの結婚を機に渡米し、’33年に帰化した。’46〜60年はシカゴ大学教授、’60〜70年はカリフォルニア大学教授を務める。第二次世界大戦以前は物理化学に多くの業績を残し、第二次世界大戦中には原始爆弾開発のマンハッタン計画に参加した。原子核の殻模型の提唱者として知られ、’63年にイェンゼンと共に原子核の殻構造の研究でノーベル物理学賞を受賞する。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報