デジタル大辞泉 「mTOR」の意味・読み・例文・類語 エム‐トール【mTOR】[mechanistic target of rapamycin] 《mechanistic target of rapamycin》細胞内のシグナル伝達を通じて、細胞の増殖や代謝を調節する酵素。セリントレオニンキナーゼに分類されるプロテインキナーゼの一種。がんや代謝異常に起因する疾患は、この酵素による調節に誤りが生じていると考えられるため、活性化を阻害する分子標的治療薬が開発された。エムトア。 エム‐トア【mTOR】[mechanistic target of rapamycin] 《mechanistic target of rapamycin》⇒エムトール(mTOR) 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
栄養・生化学辞典 「mTOR」の解説 mTOR 信号伝達系の構成因子であるタンパク質の一つで,ラパマイシンによって阻害されることから命名されている.主にチロシンリン酸系の信号伝達機構に関与するとされる.PI3Kの下流に位置し,p70S6キナーゼの上流に位置すると考えられている. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報