共同通信ニュース用語解説 「NCND政策」の解説
NCND政策
米軍が1950年代から現在まで堅持する基本方針で、個々の艦船や航空機に搭載されている核兵器の存在を「肯定も否定もしない」政策。核の存否情報が米原子力法が禁じた機密情報の開示に当たるため。あいまいさを持たせることでソ連(現ロシア)など潜在敵国を一定程度、混乱させられるとの戦略上の計算もあるとされる。日本をはじめ同盟国の港湾などに核を持ち込む場合、同政策を盾に真相開示を拒むことができ、世論の懸念や抗議の沈静化につなげる効果も狙っている。
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